非対称リズムの魔法を理解する
バルカンの伝統音楽はその溢れんばかりのエネルギーで人々を魅了しますが、西欧の耳にはしばしば馴染みのない響きに聞こえます。私たちは4/4拍子のような均等な拍子で育ちますが、バルカン・ダンスミュージックは非対称で奇数のリズムに基づいています。これらのリズムは、2拍のグループと3拍のグループを組み合わせることで生まれます。均等にカウントするのではなく、短い拍と長い拍が交互に現れるのです。この原則を一度理解すれば、この構造が独自の、そして人を惹きつけてやまないダイナミズムを生み出していることにすぐに気づくでしょう。
こうした奇数拍子で踊る方法を学ぶには、楽器編成に注目するのが役立ちます。ワールドミュージックにおけるドラムと弦楽器に関する私たちのガイドで説明しているように、タパンやダルブッカといった打楽器がリズムのアクセントを決定づけます。例えば7/8拍子は、7つの均等な拍としてではなく、「短・短・長」や「長・短・短」といった連続として捉えられます。この長い拍が動きを弾力的に引き伸ばし、KoloやOroといったダンスに、あの独特で弾むような特徴を与えているのです。




