社交ダンスサークルから競技志向のトレーニングへ踏み出す一歩
気楽な趣味が本格的なスポーツへと変わる瞬間は、たいてい静かに訪れます。毎週のダンスサークルで心地よさを感じていた私ですが、ある時、新しいステップを覚えるだけでは物足りなくなりました。完璧なバランスとはどのような感覚なのか、Waltzのフットワークでかかとから正確に踏み出すにはどうすればいいのか、そしてカップルとしてどのようにダイナミックなフロアプレゼンスを生み出せるのかを知りたくなったのです。レクリエーションダンスから競技ダンスへの転向を決意したことは、突然の飛躍ではなく、頭の中で始まった緩やかなプロセスでした。より高い精度を求める願いが、本格的な競技志向のトレーニングを必要とする気持ちへと変わったのです。
リラックスした社交ダンスから、クラブでの組織的な競技トレーニングへの移行は、全く新しい構造をもたらします。突然、複雑なステップの組み合わせを数多く並べることではなく、絶対的な基本を完璧にすることが求められるようになります。この一歩を踏み出すと、フロアでの見栄えを左右するのは些細なことだとすぐに気づくはずです。D級の混戦の中で、Standardtanzにおけるフロアでの正確な方向取りは、生き残るために不可欠です。トレーニングの場はダンススクールからスポーツクラブへと移り、ライセンスを持つコーチがすべてのステップを細かくチェックします。動きの純粋な質に焦点を当てることで、身体感覚が根本から変わっていきます。
技術面に加え、競技ダンスには全く異なる身体能力が求められます。ダンスサークルでは曲ごとに短い休憩を挟みますが、競技会では複数のダンスを連続して踊り、最高のパフォーマンスを発揮しなければなりません。ターゲットを絞ったStandardtanzのためのコンディショニングトレーニングなしでは、フロアですぐに遅れをとってしまいます。DTVでの競技デビューに関する私の個人的な体験談から言えるのは、その道のりは過酷ですが、懸命な努力がダイナミックで軽やかなダンスとして報われた時の感覚は、レクリエーションダンスでは決して味わえないものだということです。








