椅子は小道具であり、運動器具ではない
このバーレスク(Burlesque)の椅子を使った振り付けでは、椅子が支えるのは普段座るときの体重です。リフトやバランスポーズ、スイングに使う器具ではありません。重い椅子でも、背もたれを横に引いたり、椅子の脚が接地している範囲を越えて体重を移動させたりすると、倒れることがあります。ここでは背もたれは位置を確認するためだけに使い、体を支えるためにつかまるものではありません。滑ったり、きしんだり、ぐらついたりしたら、その椅子での練習は終わりです。
座面には、前端に腰掛けることなく座れるだけの広さが必要です。クッションが厚すぎると、座る位置をはっきり感じ取りにくくなります。滑らかな表面は、服の素材によっては滑りやすくなります。大切なのは家具の見た目ではなく、椅子、服、床の組み合わせです。座るときは膝を足先と同じ方向に向け、体重をかけたまま床に固定した足を軸にして体をひねらないでください。
演技としては、まず「この場所は私がいただく」といった意図があれば十分です。あとでさらに掘り下げたいなら、バーレスクのステージ上のキャラクターを作り上げる方法が役立ちます。今日の練習では課題を小さく保ちましょう。同じ動線、同じ着座位置、そして意図が伝わる締めのポーズです。ダンスの負荷を段階的に上げる場合も同じです。まずはコントロールしながら1回繰り返し、その後で回数を増やしましょう。




