靴選びでは安定感、ヒール、留め具が重要
フラメンコの靴は、床を繰り返し踏むための道具です。多くのモデルにはつま先とヒールに釘が打たれており、音にも影響します。ただし、音が大きいからといって自分に合う靴とは限りません。つま先や足の甲を痛くなるほど締めつけずに、足をしっかり支えてくれることが大切です。足を上げたときにかかとが大きく浮かず、同時に、つま先を自然に床につけられる余裕が必要です。
靴にしっかり固定された幅広のヒールは、細いファッションヒールとは異なる安定した足場になります。ヒールの高さによって足への負担は変わるため、安定して立てる高さを選びましょう。すべての人に当てはまる理想の高さはありません。ストラップ、バックル、靴ひも、ゴム部分は足の甲に合うものを選びましょう。靴全体が大きすぎると、留め具を増やしてもあまり役に立ちません。
音と安定感は分けて判断しましょう。床によって音量や音色は大きく変わります。そのため、音がこもっていても素材に問題があるとは限りません。一方、気になるガタつきは、部品が緩んでいることが原因の場合があります。釘が目に見えて緩んでいる靴や、ヒールがぐらつく靴は選ばないでください。体の動きで一つひとつの打音を生み出す方法については、フラメンコの立ち方と足さばきのテクニックのページで解説しています。靴はその動きを支えますが、代わりに行うことはできません。

