視線が独自のタイミングを生み出す
この練習では、慣れ親しんだ小さな腕の動きを使います。右手を体の前の低い位置から始め、右側へ開いて肩の高さほどまで上げ、元の位置に戻します。左手は低い位置で力を抜いておきます。ここでは新しい腕のテクニックを学ぶのではなく、同じ動きに異なる視線のタイミングをつけていきます。
視線を手に合わせることと、先行させることは、視線と手の関係を意識して選ぶ二つの方法です。視線を手に合わせるときは、開いていく手を目で追います。先行させるときは、手が横の終点にとどまっている間に、次の目標を先に選びます。こうすることで、動きが同時に起こるのではなく、順序が見えるようになります。目が先に目標を捉え、頭は小さく静かにそれに続きます。あごの高さは、だいたいそのまま保ちます。
このフラメンコ (Flamenco) の視線誘導は練習のための選択肢であり、すべての振付に当てはまる決まりではありません。小さなタブラオの舞台でも、視線を意識して一点に向けることで、大きく腕を動かさなくてもジェスチャーを伝わりやすくできます。
まずは8拍を均等な時間の目安として使います。コンパスを説明するものではありません。音楽に合わせて練習するなら、フラメンコのタンゴを2つの4拍子のグループで踊るマルカヘが別の練習課題になります。ここでは足を止めておき、足の動きとは切り離して視線の切り替わりを感じましょう。


