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舞台での実践5分

服を脱がないバーレスク:衣装も演出の一部

執筆: Mary De Luca更新日:

要点
  • バーレスク(Burlesque)は、服を脱がずに、衣装や動き、演出の選択によって緊張感を生み出します。
  • 衣装を開く、ずらす、あえてそのままにする。それぞれの動作で、シーンに目に見える変化を生み出せます。
  • ジャケットを開けば、体を完全に覆ったまま、裏地を見せることができます。
  • こうした衣装の演出に、特定の体型や性別は必要ありません。

あなたの舞台で最も印象的な瞬間は、たったひとつのボタンにかかっているのかもしれません。観客がその意味を理解すれば、変化を感じてもらうために衣装替えをする必要はありません。

定義衣装アクション

衣装アクションとは、身に着けた衣服を使って意図的に演じる動作で、シーンの中でその衣服の意味や見え方を変えるものです。

衣装があなたの動きの相手になる

ジャケットは、まず衣服だ。舞台では、制服や盾、あるいは誇らしげに見せる大切な持ち物にもなる。どんな意味が見えてくるかは、あなたがジャケットをどう扱うかによって変わる。襟を事務的に整えるのと、同じ場所を大切な宝物のように見せるのとでは、受ける印象が違う。

ストリップティーズをしないバーレスク(Burlesque)では、衣装を使ったアクションがこの関係を形づくる。観客に伝わるのは、ただの動作ではなく、あなたの選択でなければならない。襟に触れる動きも、そこに意識を向け、その後の演技を変えることで意味を持つ。一方、踊っている間ずっと服の位置を直しているだけでは、まず実用的な調整に見えてしまう。

目を引くディテールは、一つだけで十分なことが多い。大きな襟、裏地の色のコントラスト、動きのある布などがその例だ。それ以外の服装はシンプルにしてもいい。そうすれば、複数の布の動きが注目を奪い合わずに済む。衣服と観客のあいだで視線をどう移すかは、バーレスクにおける視線誘導のページで解説している。ここで大切なのは、その瞬間に衣装がどんな役割を担うかだ。見せるのか、並べ替えるのか、それともあえて変えずにおくのか。

あらかじめ用意した2枚目の布を使えば、あなたの身体を別の基準で評価することなく、同じアイデアを違った形で伝えられます。
あらかじめ用意した2枚目の布を使えば、あなたの身体を別の基準で評価することなく、同じアイデアを違った形で伝えられます。

開く、掛け直す、そのままにするでは伝わることが違う

開くことは、必ずしも服を脱ぐことではありません。襟の折り返しを外側に返すと、意外なほど鮮やかな裏地が見えることがあります。ジャケットは着たままで、その下のシャツも上半身を覆っています。見せるのはデザインの一部です。そのために留め具を、見せたい範囲以上に開く必要はありません。

掛け直すと、身に着けるものの配置が変わります。最初は両肩にゆったり掛けていた幅広の布が、その後、片側にたすきのように掛かります。すると、気取らない装いが突然、華やかな印象になることもあります。布は身に着けたままで、その位置が変わることで意味が生まれます。布を動かす距離を短く、わかりやすくすると、動きの変化が伝わりやすく、絡まったようにも見えません。

一方、意識してそのままにするには、変化させる可能性が目に見える形で示されている必要があります。コートのボタンに手を伸ばして、そこで止め、代わりにボタンを留めたコートをなでて整える。そうすることで、自分の選択を示せます。服にただ触れずにいるだけでは、衣装を使った演技にはなりません。

この3つの動きはいずれも、音楽のアクセントに合わせられます。短い音なら、襟の折り返しを開く動きを際立たせられます。長めの音なら、布を掛け替える時間を取れます。すべての拍を動きで表現したり、演目全体を留め具に合わせて組み立てたりする必要はありません。

舞台演出上の選択か、単なる動作か

そう、そう

  • 裏地を意外なディテールとして見せる
  • 布を目に見える形で新しい位置へ移す
  • ボタンに手を伸ばす動きを、あえて最後まで完了させない
  • 衣装の動きを、耳で聞き取れるアクセントに合わせる

これはやめよう

  • ジャケットをさりげなく開けて、そのまま歩き続ける
  • スカーフを人に気づかれないよう、背中の後ろで直す
  • ボタンをいじり続け、決めた様子を見せない
  • 服の細部をすべて同時に動かす

衣装を使った演出が何かを語るのは、布地とともに、その瞬間の意味も変化するときです。

udansa編集部

シーンは身体の理想像ではなく、あなたに合わせて変わる

衣装を使った演出は、コントラスト、位置、動きの軌道によって伝わります。そのために、細いウエストや長い脚、特定のジェンダー表現は必要ありません。開いた襟元は、どんな身体でも同じように発見を見せられます。サッシュは、その役割を性別に結びつけることなく、権威を表現できます。

実際の動きに合わせて、ディテールの位置を選びましょう。肩を動かすのが心地よければ、そこで布を入れ替える動きを取り入れられます。腕を小さく動かすほうが楽なら、手が届きやすい襟元にアイデアを託せます。座っているときも同じ舞台上の考え方が当てはまります。ただし、見える範囲と布の動く軌道が変わります。こうした演出にはフラットシューズも合います。表現を決めるのはヒールの高さではないからです。

重い生地は、軽い生地とは違う反応をします。幅の広い袖はディテールを隠すことがあり、きつい留め具は動きを妨げることがあります。こうした特徴は素材の問題であり、あなたの身体に対する評価ではありません。繰り返し練習するには、ひとつの衣装の動きを、長いダンスの流れとは分けて練習すると役立ちます。その際は、レッスンの合間の短い練習時間についてのヒントを参考にできます。大切なのは、選んだ動きによって、その衣装が持つ意味が見えるかどうかです。

目に見える変化につながる、同等に有効な2つの方法

素材

衣服が変化する

ひとつのディテールに新たな役割が生まれる

布を両肩にかけた状態から、片方の肩にかける。身体にまとったままでも、今度は小さな肩掛けのように見える。変化を生むのは、肌を覆う面積ではなく、布の位置だ。

意味

衣服は変わらない

それへの向き合い方が場面を変える

コートは閉じたままなのに、突然、貴重な勲章のように扱い始める。襟を整え、正面を見せる。変化を生み出すのは衣装そのものを作り変えることではなく、衣装との関係だ。

よくある質問

  1. いいえ、目立つディテールのある手持ちの服があれば、舞台上の演出として十分です。明るい色の襟、違う色の裏地、幅広の布などをはっきり見せることができます。大切なのは、素材が動きやすく、その使い方が伝わることです。きらびやかさや購入価格は関係ありません。

衣装にはアイデアが必要

udansaでは、一緒にダンスの練習をして、衣装でのパフォーマンスがどんな印象になるか試せる人を見つけられます。脱衣なしのバーレスク (Burlesque)としてアイデアを説明すれば、計画が最初から伝わりやすくなります。

衣装にはアイデアが必要