経験はフィガーリストだけでは表れない
フライブルク・イム・ブライスガウでダンスパートナーを探すとき、「初心者」や「上級者」という言葉だけでは、一緒に踊るときの動きがどんなものかはあまりわかりません。経験にはいくつもの能力が含まれます。リズムを保つこと、自分のバランスを保つこと、合図に気づくこと、予定外のステップに対応することです。たくさんのフィガーを知っていても、リードがわかりにくい人もいます。反対に、レッスン経験が少なくても、落ち着いて相手に注意を払いながら踊れる人もいます。
体重移動のときには、その違いが特によく表れます。片足にまだ体重がかかっていると、次のステップにすぐ移ることはできません。経験豊富な人なら、その遅れに気づいて流れを調整できるかもしれません。それでもあらかじめ決めた流れを無理に進めようとすると、難しくなります。一緒に踊るときは、レパートリーの多さよりも、状況に合わせる力のほうが経験をよく表すことがあります。
簡単な流れにも、技術が求められます。たとえばリンディホップ(Lindy Hop)で腕を引っ張らずにつながることでは、できるだけ多くのフィガーを踊ることではなく、動きを合わせることが大切です。そのため、同じダンスの中で、経験の差があっても互いに無理なく取り組める役割を見つけられるなら、経験の差はうまく生かせます。







