ダンススタイルは動きの論理によって異なる
ニュルンベルクのダンスシーンを知るには、まず動きそのものの違いに注目するとよいでしょう。バレエ(Ballett)は、明確なラインや、制御された動きの移行、身体の精密な使い方などを特徴とします。コンテンポラリーダンスでは、身体の重みを預けたり、床に近い動きを取り入れたり、日常の身振りを変化させたりすることがあります。どちらも非常に抽象的な表現にも、人物や関係性を描く表現にもなりえます。こうした特徴から分かるのは表現方法であり、地域でどのスタイルの提供が多いかではありません。
サルサ(Salsa)では、パートナーと共有する音楽の拍や、互いの意思疎通が重視されることがよくあります。ステップやターン、方向転換は、共有するスペースの中で周囲に合わせて行います。ヒップホップ(Hip-Hop)は異なる要素を際立たせます。グルーヴや弾むような動き、個性的なリズムの強調が表現を形づくります。グループで踊る振り付けでも、全員が同じ流れで踊りながら、それぞれの個性を保つことができます。
スタイルと上演形式は同じものではありません。サルサは振り付けられて舞台で披露されることもあれば、バレエの技法が実験的な作品の一部になることもあります。映画やテレビで踊られるダンスからも、演出によって私たちの印象が変わることが分かります。編集やカメラアングルによって、ダンスフロアでは異なる見え方をする細部が際立ちます。そこからニュルンベルクのスタイルに順位をつけるのではなく、それぞれの場で何が起きているのかをより詳しく見ることができます。



