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ダンス用品5分

フラメンコシューズを買う: 試着で本当に大切なこと

執筆: Bernhard De Luca更新日:

要点
  • 足に合ったフラメンコ (Flamenco) シューズなら、足指に無理な力が入らず、重心を移動してもかかとをしっかり支えます。
  • ストラップや靴ひもで足の甲を固定できますが、かかとのホールド不足を締め付けで補ってはいけません。
  • 体重をかけたときにヒールが安定していることが大切です。形や高さによって立ったときの感覚が変わります。
  • 釘の打ち方が打音を左右し、ソールの構造や床も聞こえる音に影響します。

靴は座っていると快適に感じても、最初に体重を移したときにずれてしまうことがあります。特にフラメンコ (Flamenco) では、試し履きをするとサイズ表記や店内でひときわよく響く音よりも多くのことがわかります。

定義釘打ち

釘打ちとは、多くのフラメンコ(Flamenco)シューズのつま先とヒールの底面に密に打ち込まれた金属製の釘を指し、その頭が打楽器のような音の響きを形作ります。滑り止めの溝ではなく、音を生み出すためのものです。

靴のフィット感は負荷をかけて初めてわかる

フラメンコ (Flamenco) では、靴は足を締めつけずに支えるものである必要があります。つま先が閉じた靴には、足の指を伸ばして収められる余裕が必要ですが、体重を移すたびに足が滑るほど大きな空間は要りません。最も長い足指の先に親指の幅ほどの余裕を作る、といった一律の決まりでは不十分です。つま先の形、足幅、靴型が合っている必要があります。

かかと部分は、足が横にずれるのを抑える役割を果たします。普通に歩いたときにかかとが靴から大きく浮くなら、かかとの収まりが合っていません。ストラップをきつく締めればこの問題を隠せますが、確実に解決できるわけではありません。反対に、かかとに圧迫感があるからといって、足がしっかり固定されているとは限りません。

留め具は靴の基本的な形を補うものであり、合わない形を補えるものではありません。ストラップシューズでは、バックルが痛みやすい場所に当たらないようにしましょう。ひも靴では、足の甲にかかる締めつけが強すぎないことが大切です。立った状態と、体重を小さく移動させた状態の両方で、左右の足を確かめてください。安定して立つことが足さばきにとって大切な理由は、フラメンコの立ち方と足打ちのテクニックを解説したガイドで紹介しています。

美しいドレスを着たフラメンコ(Flamenco)ダンサーの足元のクローズアップ
裏側を見ると構造は分かりますが、負荷がかかったときの音までは分かりません。

カレーテヒールとクバーノヒールは立ち心地を変える

ヒールには、カレーテやクバーノといった呼び方があります。カレーテヒールは、ウエストのように内側へくびれた輪郭が特徴です。クバーノヒールはよりコンパクトで、一般に幅が広く、くびれが控えめです。正確な寸法はメーカーによって異なるため、名称だけでは高さも実際に床に接する面の広さもわかりません。

試着では、足の下でヒールがどう支えるかが大切です。床に接する面が広いと、横にぐらつきにくくなることがあります。ヒールが高いと足の角度が変わり、負荷が前足部にかかりやすくなることがあります。それでも、形だけで一律に優劣を決めることはできません。靴全体が大きすぎれば、低めのクバーノヒールでもあまり役に立ちません。

小さく体重を移動させたとき、ヒールが目立ってぐらつかずに体を支えるか確認しましょう。また、安定感を得ようとして膝や上半身をずらしていないかにも注意してください。そうした動きでバランスを補う必要があるなら、そのモデルは買う理由にはならず、より難しい高さを選ぶ理由にもなりません。ステージ映えも、ヒールダンス (Heels Dance)のヒールのテクニックも、あなたのフラメンコ (Flamenco)シューズを選ぶ直接の判断材料にはなりません。

自分に合ったシューズの見分け方

これなら大丈夫

  • 靴の中で体重をかけても、つま先が縮こまらない
  • 留め具を緩めても、かかとがしっかり支えられる
  • 少し体重を移動させても、ヒールが安定している
  • 同じ床の上で、左右の靴の音を比べる

それは避けよう

  • つま先が丸まるほどのきつさを、必要なフィット感として受け入れる
  • 極端にきついストラップで、かかとのずれをごまかす
  • 横に傾くのを、ただ慣れていないだけだと片づける
  • 別の床でいちばん大きな音がする靴を選ぶ

音の大きい靴だからといって、足に合う靴とは限りません。つま先に力を入れて踏ん張らなくても、靴の中で足が安定していることが大切です。

udansa編集部

釘打ちと靴の構造が音をともに生み出す

フラメンコ (Flamenco) シューズでは、金属製の釘頭は通常、つま先とヒールの底面に配置されています。釘打ちが丁寧に施されていれば、釘頭が一つだけ目立って飛び出すことなく、均一に並んでいます。釘は接地音を左右しますが、釘の数が多ければ音がよくなるとは限りません。革の層、硬さ、ヒールの構造、試す床も音に影響します。

SemiprofesionalやProfesionalといった呼び方は、メーカーを超えて統一された品質ランクではありません。同じシリーズの中でも、仕上げや素材の違い、より複雑な音響構造を示す場合があります。メーカーによっては、補強されたソールの層や音を響かせるための構造を「共鳴板」や「響体」と呼びます。だからといって、すべてのProfesionalシューズが空洞のヒールや同じ共鳴構造を備えているわけではありません。

音をきちんと比べるには、同じ床で、同じくらいの強さで接地させる必要があります。両方の靴の音を聴いてみましょう。同じくらいの強さで踏んだときに音が調和していますか。それとも、片方だけが不自然にカタカタ鳴りますか?何もない部屋で大きな音が鳴っても、仕上げが優れている証拠にはなりません。靴はリズムの表現を支えてくれますが、フラメンコのパロスとコンパスへの理解を代わりに身につけてくれるわけではありません。

2つの留め方、求めるホールド感は同じ

ストラップ

足の甲を開放し、要所を支える

甲に当たる位置が違いを生む

ストラップシューズは足の甲の一部を覆わず、限られた箇所で足を支えます。ストラップの位置が合っていれば、腱やバックルの縁に強く当たることなく足を支えます。甲が高い場合は、穴をひとつ増やすより、ストラップの位置のほうが重要なことがあります。

靴ひも

閉じたアッパー、分散するテンション

足の甲の調整範囲が広がる

ひもで締めるフラメンコ (Flamenco) シューズは、足の甲のより広い範囲でホールド感を分散させます。部分ごとに締め具合を調整でき、たとえばつま先側はゆるめに、上のほうはしっかり締められます。ただし、幅広のヒールカウンターが細くなるわけではありません。また、つま先が閉じたシューズの中で押しつぶされないようにしましょう。

よくある質問

  1. 両足に体重をかけたとき、つま先が圧迫されず、かかとも浮かないサイズを選びましょう。普段履いている靴のサイズはあくまで目安です。靴型によってサイズ感が異なるためです。また、幅だけが問題の場合、靴を長くしても解決しません。横幅が窮屈なまま、足が前にずれてしまうことがあります。

ぴったりのシューズ選びには実践が必要

udansaでは、一緒に練習するダンスパートナーを見つけ、フラメンコ(Flamenco)のレッスンを絞り込んで探せます。選んだシューズを履いたときの立ち姿について、フィードバックももらえます。

ぴったりのシューズ選びには実践が必要