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ダンス文化5分

セビジャーナスとフラメンコ:違いと共通のルーツ

執筆: Bernhard De Luca更新日:

要するに
  • セビジャーナス (Sevillanas) は、フラメンコ (Flamenco) と深く結びついた、独自のアンダルシアの社交ダンスです。
  • セビジャーナスの一連の踊りは、全4曲のコプラで構成され、それぞれに独自の振付と分かりやすい終わり方があります。
  • 腕の動かし方や姿勢、音楽への意識などに共通点があるため、セビジャーナスはフラメンコのレッスンでも取り上げられます。
  • パートナーの交代はその場の状況によって異なり、各コプラで必ず行うものではありません。

お祭りでは、同じ動きが一緒に踊ろうという誘いになることもあれば、舞台では練り上げられた演出の一部になることもあります。腕の構えだけを見ていると、踊り手同士の間にどんな約束事があるのか、見落としがちです。

定義コプラ

ここでいうコプラ(Copla)とは、セビジャーナス(Sevillanas)の一連の中で歌われる一節と、それに対応する独立して完結した踊りの一連を指します。

セビジャーナスには独自の社交的な形式がある

セビジャーナス (Sevillanas) は、歴史的な発展がセギディージャス (Seguidillas) と結びついている、アンダルシア地方の歌と社交の踊りです。その名はセビリアに由来しますが、踊られるのはこの街だけではありません。特にアンダルシア地方のお祭りの場でよく知られています。そこでは、あらかじめ舞台用の演目を一緒に練習していなくても、共通の形式を知っていれば、みんなで踊ることができます。

通常、ひと続きの踊りは4つのコプラで構成されます。それぞれに明確な終わりのある独自の振り付けがあります。コプラの間には短い中断、または新たな音楽の入りがあります。この点で、決まった形のないまま即興のステップをつなげて長く踊り続ける形式とは異なります。踊り方に違いがあっても、順序はみんなにとって共通の目印になります。

セビジャーナスはペアで踊りますが、通常はクローズド・ホールドを必要としません。相手と向き合い、互いに近づき、空間の中で位置を変えながら踊ります。踊る人はそれぞれ、自分の踊りの流れを知っています。そのため、踊りの途中で場所を入れ替わっても、踊る相手が変わったとは限りません。こうした社交的な役割によって、セビジャーナスは独自の音楽性と踊りの形を保ちながら、ほかのみんなで踊る民俗舞踊ともつながっています。

会場の端からでも、みんなで踊っているのか、パフォーマンスが行われているのかがわかります。
会場の端からでも、みんなで踊っているのか、パフォーマンスが行われているのかがわかります。

似た動きでも、踊りが同じとは限らない

セビジャーナス (Sevillanas) はフラメンコ (Flamenco) のレッスンでよく見かけます。それも納得できます。姿勢をまっすぐ保つこと、腕の使い方、手の動き、音楽に意識的に合わせることには、共通する部分があります。また、セビジャーナスとフラメンコは、アンダルシアの文化において隣り合うつながりを持っています。フラメンコの影響を受けたセビジャーナスの解釈は、見た目の近さをさらに強めます。

同じ場所で習うからといって、セビジャーナスがフラメンコ全体の短縮版になるわけではありません。フラメンコには、さまざまな音楽形式や踊り方があります。セビジャーナスに決まった形である四つのコプラが、フラメンコ全体に当てはまるわけではありません。この異なる音楽の構成を理解するには、フラメンコのパロとコンパスについて知ると役立ちます。また、セビジャーナスをフラメンコに近い踊りと呼ぶか、独立した踊りと呼ぶかは、音楽的なスタイルの近さ、レッスンでの実践、社会的な役割のどれを指しているかによって変わります。

社交ダンスと舞台芸術を対比するだけでは、十分とは言えません。セビジャーナスは観客の前で披露されることもあれば、フラメンコもプロの舞台だけで踊られるわけではありません。大切なのは、踊りが情熱的に見えるか、観客が見ているかではありません。より重要なのは、音楽の形式と踊る人たちの取り決めです。よく知られた一連の動きを一緒に踊るのか、それとも観客に見せるための演目を作り上げるのか、ということです。

ダンスの種類を見分ける方法

正解です

  • 4つのコプラをひと続きの流れとして認識する
  • フラメンコ(Flamenco)を共同で実践するものとしても理解する
  • 場所の移動とパートナーの交代を区別する
  • 似た腕の動きを共通点として捉える

誤解

  • 一つのコプラを一連の踊り全体だと思い込む
  • フラメンコ (Flamenco) は舞台だけのものだと決めつける
  • 場所が変わるたびに伴奏も変える
  • 同じ腕の構えを同じ踊りの形式だとみなす

セビジャーナス(Sevillanas)なら、二人とも踊りの順番を知っているから、一つひとつのステップをリードしなくても、あなたと向かい合って踊れるよ。

セビジャーナスのダンス講師

パートナー交代はコプラではなく、その場の目的によって決まる

セビジャーナス (Sevillanas) を踊るときは、4つのコプラからなる一連の踊りを終えるまで、同じペアで踊ることがよくあります。その後、新たな誘いが生まれることもあります。お祭りでは、これは人付き合いの中での選択です。何度か続けて同じ相手と踊る人もいれば、1回踊ったら相手を替える人もいます。コプラごとに自動的に新しい相手と踊るという共通の決まりはありません。

一方、レッスンでは、パートナー交代を意識的に取り入れることがあります。相手が替わると、これまで親しい人に合わせていただけなのか、それとも自分で相手との距離を保てているのかに気づくことがあります。コプラの合間に相手を替えるのは、そこでのレッスンの進め方であり、踊りの伝統的な決まりではありません。公演では、交代もあらかじめ決めた演出の一部なので、その場の掛け声で即興的に行うことはありません。

つまり、次のように考えれば簡単です。踊りの構成が動きや出会い方を決め、その場の目的が誰と踊るかを決めます。視線や小さな身振りは、決まったリードの役割を作ることなく、一緒に踊り始めるタイミングを合わせる助けになります。踊りに加わりたくないときは、誘いを丁寧に断ってもかまいません。フラメンコ (Flamenco) を取り巻く、みんなで踊る習慣について知ると、こうした場面を一般的な自由参加のダンスパーティーと混同せずにすみます。

同じダンススタイル、2つの約束

安定感

意識はパートナーへ

共通の型がつながりを生む

社交ダンスでは、パートナーとのアイコンタクトや距離、動きに反応します。おなじみのステップの流れが共通の枠組みとなるため、表現の豊かさが異なっていても一緒に踊れます。

舞台

観客の注目を集める

親しまれた形式を演出する

発表では、セビジャーナス (Sevillanas) を見せ方や一体感を意識して踊ることができます。踊り手はたとえば、視線の向け方や空間の移動を意識的に工夫しながら、社交ダンスとしてのつながりも保ちます。

よくある質問

  1. ずっと同じパートナーがいなくても大丈夫です。セビジャーナス (Sevillanas) は通常ペアで踊りますが、レッスンでは相手を入れ替えることもあります。お祭りでは誘い合って一緒に踊ります。相手が加わる前に、自分の踊りの流れを一人で覚えることもできます。

4つのコプラ、ひとりのパートナー

udansaでは、知っているセビジャーナス(Sevillanas)の振りを一緒に踊れるダンスパートナーが見つかるよ。知っているコプラや、ゆっくり練習したいのか、ダンスパーティーで一緒に踊りたいのかを伝えてね。

4つのコプラ、ひとりのパートナー