安全確保は具体的な動作計画に基づく
ここでいうスポッティング(Spotting)とは、ポールの技を行う際に、すぐそばで付き添って補助することです。必要なサポートは、動作の軌道や自分でコントロールできるか、コントロールを失う可能性があるかによって異なります。そのため、「そばに立っているよ」という約束だけでは不十分です。インストラクターは、どのバリエーションを始めるのか、どの段階でサポートするのか、試技をどう終えるのかを把握している必要があります。まだ安全な降り方を身につけていない完全な技に挑むより、サポートのある段階的な練習をするほうが適切です。
また、身体に触れることが想定されているか、どこに触れるのかも話し合ってください。触れられることを断ってもかまいません。その場合は別の練習方法にするか、その技を行わないようにしてください。この同意は、つかみ方や受け止め方の説明ではありません。手で補助する技術は実地の訓練で学ぶものであり、文章を読んで自分で試すものではありません。
クラッシュマットは、落下した際の衝撃を和らげますが、転倒やあらゆるけがを防げるわけではありません。マットの仕様や設置場所は、練習内容とメーカーの指示に合っている必要があります。身体や脚がマットの外にはみ出す可能性があるなら、マットの横に床の空きスペースがあるだけでは、十分な落下スペースとはいえません。予定していた動作の軌道が変わると、これまでの安全確保では不十分になることがあります。
グリップが不安定な場合も、スポッティングだけで解決できる問題ではありません。高さのある技に挑戦する前に、ポールで滑る原因を別途、床に近い位置で確認してください。




