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舞台鑑賞5分

ウィーンでバレエ公演を理解する方法

執筆: Mary De Luca更新日:

要するに
  • ウィーンでバレエ (Ballett) を鑑賞するときは、作品の構成、役柄の割り当て、場面転換に注目すると、舞台で起きていることを理解しやすくなります。
  • 国立歌劇場やフォルクスオーパーを訪れるのに、ダンスの経験もフランス語の専門用語の知識も必要ありません。
  • 物語バレエは登場人物の関係を通して物語を伝えます。一方、抽象バレエは一貫した物語なしに、動きと音楽を組み合わせます。
  • まず、その日の演目を作品や幕ごとに整理し、その後、主な登場人物や群舞、音楽の変化に注目しましょう。

客席からは、手前での出会いと、その後ろに広がる大きなフォーメーションを同時に目にすることがあります。すべての動きを読み解く必要はありません。意識して見る場所を選べば、知識を試されるような場にすることなく、その夜をより理解しやすく楽しめます。

参加するために必要なもの

  • 今夜のための作品概要と出演者情報
  • 作品に筋書きがある場合は、簡単なあらすじ
  • 舞台を眺める際の起点となる自分の座席
  • 電源を切るか、音が出ないようにしまった携帯電話

夜の公演には、タイトルだけでなく形式がある

ウィーンのStaatsoperやVolksoperでバレエ (Ballett) の公演を観るなら、まずはその夜の公演形式に注目しよう。全幕作品は幕に分かれていることがある。一方、複数の作品で構成される公演では、それぞれ独立したバレエが上演され、音楽や振付の作風も異なる場合がある。その場合、新しいタイトルは新たな始まりを意味し、同じ物語の続きとは限らない。

物語バレエでは、登場人物や出会い、対立が手がかりになる。抽象バレエでは、空間のパターンや動きの質、音楽の対比が作品のつながりを生み出すことがある。一貫した物語がなくても、隠された物語を無理に想像する必要はない。たとえば、集団が一人を取り囲んでいるか、同じ動きが後に異なるテンポで繰り返されるかに注目してみよう。

作品情報では、担当する役割も分けて記載されている。作曲は音楽を、振付は踊りの構成を指す。配役情報では、役やパートと、その夜に踊るダンサーが結び付けられている。作品の紹介文だけでは、誰がどの役を踊るかは分からない。見慣れたイメージを見つけるだけでなく、細かく観察する方法として、ショーの演出効果ではなく、動きからダンスを見分けるという考え方もある。バレエでは特に、移動の軌跡や視線の向き、音楽との連携に注目するといい。

静止したグループでも視線を誘導し、それによって一つの動きを際立たせることができます。
静止したグループでも視線を誘導し、それによって一つの動きを際立たせることができます。

バレエ鑑賞を楽しむための7つのステップ

  1. 着席前に演目の順序を把握する

    StaatsoperまたはVolksoperで、その日の公演の概要を確認しましょう。ひとつの演目に幕があるのか、それとも複数の演目が並んでいるのかを見てください。演目の順序と記載されている休憩を覚えておけば、あとで演目が切り替わったときに、物語が飛んだと勘違いせずにすみます。

  2. 出発点となる対立を簡潔に書き留める

    物語バレエ (Ballett) の場合は、短いあらすじを読んで、発端を一文にまとめてみよう。たとえば、二人の登場人物が結ばれようとしているが、誰かがそれを妨げている、というように。抽象的な作品なら、代わりに、作品で示されている音楽的または振付上のアイデアをひとつ、席に持っていこう。

  3. 役柄と出演者を区別する

    すべての名前を暗記しなくても済むよう、主な役名と配役の出演者を対応させよう。登場人物がいない場合は、ソロやグループの表記を物語の登場人物ではなく、踊りの構成を把握するための手がかりとして捉えよう。

  4. 最初の登場で照らし合わせる

    始まりの場面では、事前に把握した情報と目に見えるものを照らし合わせよう。誰が一人で踊り、誰がグループを伴って登場し、誰が誰に反応しているだろう?衣装や立ち位置が手がかりになる。ただし、中央にいるからといって、それだけで主役だとは限らない。

  5. 出会いの行方を最後まで追う

    具体的な関係性を追ってみよう。二人の登場人物は近づいているのか、距離を置いているのか、それとも支え合っているのか?二人で踊るパ・ド・ドゥ(Pas de deux)では、二人の動きが合わさる場面と、それぞれが別々に動く場面に注目してみよう。この形式は、必ずしも恋愛の場面とは限らない。

  6. 音楽と空間の変化に気づく

    音楽が変化したら、ステージに目を向けてみてください。移動距離が短くなったり、ジャンプが増えたり、動きが落ち着いたりしていませんか?その後、変化のたびにすぐ新しいフィガーが始まったと考えるのではなく、シーンの始まりとフォーメーションを比べてみましょう。

  7. 休憩中に印象を整理する

    指定された休憩のタイミングで、気づいたこととまだ分からない点を一つずつ言葉にします。たとえば、変化した関係性と、はっきりしない登場のしかたです。この不明点を補うためだけにあらすじを参照し、終演後は作品の終わりと、その後のお辞儀を区別します。

観察を正しく理解する

そうだね

  • シーンの流れの中でリフトを見る
  • 繰り返しでは、変化したダイナミクスに注意する
  • グループを空間的な枠組みとしても捉える
  • 拍手を受け入れつつ、それを幕の切り替わりと決めつけない

こんな見方はしない

  • リフトをすべて自動的に愛の告白と受け取る
  • 繰り返される動きを意味のないものと決めつける
  • グループを単なる背景として無視する
  • 拍手のたびに幕が下りたと思い込む

確認しながら進めるガイド

開演前

導入

休憩中

途中経過

終わりのあと

振り返り

よくある質問

  1. 物語バレエでは、あらすじを知っておくと理解しやすくなりますが、ストーリー全体を事前に知っておく必要はありません。短いあらすじを読んでおけば、重要な人物関係を取り違えずにすみます。結末を先に読むかどうかはあなた次第です。展開を追いやすくなる一方で、観劇のわくわく感が薄れるかもしれません。

バレエを一緒に観る

udansa connectでは、ウィーンで一緒にバレエ (Ballett) を観に行く人を見つけられます。その後、同じ場面でも受け取り方が違うことを含め、感じたことを語り合えます。

バレエを一緒に観る