舞踏会の準備には空間感覚と方向感覚が必要
ウィーンでのダンストレーニングでは、舞踏会の伝統が具体的な目安になります。ウィンナ・ワルツ (Wiener Walzer) は、2017年にオーストリアの無形文化遺産の登録簿に登録されました。記録されているウィーンの舞踏会の伝統には、カドリールのような共通のプログラムも含まれます。準備する内容はそれぞれ異なります。ワルツではパートナーと一緒にフロアを移動し、カドリールではさらに、グループの動きの順番に合わせて自分の位置を把握します。
広々とした練習スペースでは、大きく回転しやすくなります。一方、舞踏会では、小さなステップやコントロールされた方向転換、そして安全に進み続けるために回転を中断する力も必要です。使えるスペースに合わせて踊り方を調整できてこそ、身につけた技術が確かなものになります。機会があるたびに一回転することは、効果的な練習目標ではありません。
カドリールでは、別の注意力が必要です。グループ内での自分の位置を把握し、新しいパートがいつ始まるかを見極めます。そのためには、長い流れをひと続きで覚えるより、明確に分けたパートごとに学ぶほうが役立ちます。舞踏会の儀礼を細かく学ぶ必要はありません。初めての卒業記念舞踏会に向けた準備については、卒業記念舞踏会で踊るための準備も参考になります。





