学習用動画には動きの全体像が必要
靴をアップで撮ると便利そうですが、大切な情報が見えなくなります。上半身はどちらを向いているか、最初にどちらの足に体重をかけているか、二人はどのような位置関係にあるか。足だけを映すより、全身を映したほうが足の運びを理解しやすくなります。そのため、ペアダンスでは二人の最初の立ち位置も画面に収めましょう。ソロの振り付けでは、腕の動きや方向転換が映るスペースが必要です。
始まりと終わりがはっきりわかる動きを選びましょう。思い出せなくなるのが特定のつなぎ目なら、その部分だけでも十分です。新しく習ったフィギュアをいくつも続けて撮ると、動画がわかりにくくなります。たとえばスローワルツ (Langsamer Walzer) のサイドステップでは、終わったときの位置だけでなく、横に進んで足をそろえるまでの動きが見える必要があります。
動きが隠れない角度から撮りましょう。少し斜め前から撮ると、体の向きや足の間隔がわかりやすいことがよくあります。二人の足が前後に重なって見える場合は、別の角度が必要かもしれません。背景に鏡があると、意図せずほかの人まで映ることがあります。動画は習った内容を思い出すための補助であり、指導や修正の代わりにはなりません。あとで復習できるように、動画を2回のレッスンの間の練習計画に組み込むこともできます。




