ドルトムント・バレエは技術と物語を結びつける
ドルトムントのバレエを探すと、出会うのはダンスの技法だけではありません。ドルトムント劇場に所属するプロの舞台カンパニーもそのひとつです。その芸術的な特色は、古典バレエの伝統と現代的な振付の創作を結びつけています。世界文学を題材にした上演時間の長い物語バレエや、国際的なバレエガラもその一例です。つまり、レパートリーではバレエに親しんできた表現を用いて舞台上で物語を描きながら、振付によってさまざまな文脈を生み出しています。
物語バレエを観るときは、一つひとつのステップだけでなく、登場人物同士の関係や繰り返される動きにも注目してみましょう。身振りが登場人物の個性を表すこともあれば、群舞の構図から、物語を動かしているのが誰なのかが見えてくることもあります。こうして技術は、技術そのものが目的になるのではなく、物語を伝える手段になります。作品に現代的な動きが取り入れられていても、古典の基礎ははっきりと感じられます。
位置づけを理解するには、次のように分けて考えるとよいでしょう。ドルトムント劇場のカンパニーは、プロの舞台芸術を担っています。一方、バレエ教室は自分で練習したい人に向けたものです。街にあるほかのダンススタイルも探しているなら、ドルトムントのダンススタイルで一覧を確認できます。


